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先日、マクロビオティックを勉強している調理師Mちゃんから『masaさん!よかったら一緒に見に行きませんか?』とメールを戴きました。

こちら熊本でこの映画

『いのちの食べ方』

を上映している映画館は

サンロード新市街の中にあるフレッシュネスバーガーの上にある『DENKIKAN』のみです。

話題作でない上に、とても映画とは思えない独特の作り…そして目を反らしたい現実が目白押し…

日本人にはあまりウケがよくない…。

話題作ばかり追い求めている大手の映画館では敬遠されそうな映画…f^_^;

ですが、

戦前より97年続く歴史ある映画館『DENKIKAN』ではまた違った価値観で見れる映画を沢山取り揃えてあります。

今回はこの映画の後に熊本県菊池市にある公立菊池養生園、竹熊宜孝先生(たけくまよしたか先生、1934年生まれ 熊本県出身 公立菊池養生園 名誉園長 )の講演もありで会場は満員でした。

この先生、どこに行っても『熊本弁』(←余所の都道府県の方々から言わせると外国語より難しいらしいのですが…f^_^;通じるのかしら…?笑)で講演されるのらしいのですが、

それでも北海道なんか行ったら2000人位の方々が一気に集まる…位素敵な先生です。

このタイミングでMちゃんが声をかけてくれた事に何の意味も無いはずはない。

食を語るなら知っておくべき現実を少しでも見ておきなさい…

と言う意味だったんだと思います。

声をかけてくれたMちゃん、ありがとうm(__)m

そんな『いのちの食べかた』のお話(*^ー^)ノです。





とにかくこの映画、

『音楽』が無い
『ストーリー』が無い
『解説文』がない
『ナレーション』が無い

あるのは『Real(現実)のみ』

土の無いところに根を張られたトマトの収穫風景
機械で凄い勢いで揺さぶり落とされるアーモンドの収穫風景
辺り一面に咲き誇る向日葵に飛行機での除草剤を散布しての向日葵の種子収穫風景
地下深く切り取られた場所へエレベーターで下りていきブルドーザで掘られる岩塩収穫風景
パプリカ農夫の方がボンベマスクの重装備で農薬散布するシーン
ホースで吸い取られる鮭
ベルトコンベアーに乗せられるひよこ達
『肉』になっていく鶏、牛、豚達…。

人口受精され、帝王切開される(感動と言うものではなく、閑散とした)牛の出産シーン

狭いおりのある場所に寝かされ子豚に乳をやる母豚の風景は、私達が考える感動とはほど遠い…。

ただただ、今、この瞬間にある『Real』をひたすら見せられるドキュメンタリーです。

でも、この映画、

決して

『残酷だ!』
とか
『(あんなに農薬使って)怖い…』

なんて
文句や非難、批判を引き出す為の映画ではないと私は思います。

なぜなら、その人達(生産者→この方々も生きる為、生活する為に仕事をしている)とその植物、動物達の命達に日本の今の食生活の実に69%以上助けられているから。

もし、批判、非難を促したいなら、監督はきっとそんな文章や解説を入れるはず。

普通の日本人の一般家庭なら『1円でも安い食材!』を買ってやりくりしなきゃ生きていけないし…。

何より『彼らは決して人間に食べられる為に生まれて来た命(植物、動物達)じゃない』と言う事を忘れてはならない。

それと、この食材は、この世にこの形で命を持って生まれてきてくれた植物、動物達なのだから、パワーを持ってないはずがない。



私はこの日の前日、父の知り合いから大きな鯛を戴き、鱗をはいで内臓を取り出し3枚におろし、朝から塩焼きをして出掛けたんですが…

牛や豚、鶏が殺されるシーン、トマトやパプリカがさやから切られていくシーンを見ながら
『出刃包丁で鯛をさばいた私と、毎日ご飯を食べてる人間達と、生産者のこの人達と…何がどう違うのだろう』
と考えたけれど
『な〜んだ、結局何も違わないじゃん?』

って思いました。



あくまで私の感想ですがm(__)m

正直、いつまでこんな時代が続くかなんて解らない。
スーパーマーケットがいつまであるか?なんて誰にも解らないけれど…。


日本人の69%以上の家計と健康がこの食材達に委ねられているこの現実。

『その食材達のお陰で病気になった〜!』
なんて事になったら命をくれた食材達に失礼ですネ(^_-)-☆

薬膳には食材達の『薬膳だからこそ出来る活かし方』があります。

そんな時代が続く限り、
スーパーマーケットが私達の健康を担っている限り


私は『スーパーマーケット薬膳』を唱え続けていきます(v_v)





映画の後は、竹熊先生のお話でした。
『みんな命に無頓着、命にアンテナをはってない。』とおっしゃってました。

いつも竹熊先生は
『そろそろ命1番、金は二の次』
とおっしゃいます。

この先生、
面白い人で

私が保育園の調理師の仕事をしていた時、保育園調理師会の役員で、竹熊先生の講演会の後、先生の書籍販売の手伝いを役員全員でしていて、おつりが間違ってないか?を数えていると、先生が来られて

「な〜ん、よか、よか、お金はこのずた袋の中に全部入れとって下さい。どーせうちの大蔵省←(奥様?)に全部いくんだけん。」←〔※標準語訳;あ〜(例え間違ってても)気にしなくて良いですよ〜この(きんちゃく)袋の中に入れといて下さい。どーせ全部うちの奥サン行きですから〕と(笑)


…いつも思うのですが、昭和薬科大の田代先生にしても、竹熊先生にしても、本草学院の劉先生にしても…なんで偉い人達ってみんなこんなに謙虚なんでしょう…?f^_^;

ちなみに竹熊先生の養生園に来た医学生達の必須科目は「こいだめ担ぎ」だそうですf^_^;


先生のモットーは


『医は食に

食は農に

農は自然に学べ』

今回も竹熊節は健在でした(^-^)/





それで感じた余談ですがf^_^;


ニュースで見た事ですが。

『うちは給食費ちゃんと払ってんだから子供に「いただきます」言わせないで下さい!』って先生に頼むお母さん♪(^_-)-☆

『いただきます』は『(食材達の)命、いただきます』だと思います。
私達はその命達に生かされてます。

余計なお世話だ!と言われそうですが、

どうか子供さんへ『いただきます』を言わせてあげて下さいm(__)m

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